信州山里だより

2013-05-22

5月18日の山菜採り日記

里山ではウワミズザクラの花が満開です。

以前つぼみの状態のものを紹介しましたが、
試験管ブラシのような白い花は自由奔放にあらゆる方向に向かって
咲いています。
秋には赤や黒い実が付いて、果実酒に使います。

ウワミズザクラ20130518ウワミズザクラ花.JPG
ハナイカダは葉に直接花が付いて咲き、
その姿がイカダに乗っている人のようだとその名が付いていますが、
くせのない山菜です。
花が咲いたところを採って吸い物に浮かべるととても風情があります。

ハナイカダ20130518ハナイカダ.JPG

春先にニリンソウと間違えてトリカブトを食べてしまい、
中毒(多くの場合死に至る)になってしまったと
報道されることがありますが、葉の形は実によく似ています。

場所によっては群生しているニリンソウの中にトリカブトが生えています。
ニリンソウはおいしい山菜ですが、採る時は十分に注意して
ゆめゆめ鎌でバサッと刈るような採り方は止めましょう。

ニリンソウ20130518ニリンソウ.JPG

トリカブトの若芽20130518トリカブト若芽.JPG

トリカブトの生長した姿20130518トリカブト成長中.JPG

最後は山野草の楽しみ。

私の好きな花の一つで、高貴で清楚な花、ヤマシャクヤクです。
写真は開花直前の状態ですが急峻な山の中でこの花に出会うと
一瞬時間が止まり、えも言われぬ幸福感に心が満たされます。

ヤマシャクヤク20130518ヤマシャクヤク.JPG