信州山里だより

2013-06-05

6月1,2日の山菜採り日記

春先のメルマガでハルザキヤマガラシの話をしました。
以前は河原中心に見かけましたが、
ここ最近急速に勢力を拡大している帰化植物と話しましたが、
次の写真が現実を物語っています。

黒姫山麓で見かけたハルザキヤマガラシの群生20130526ハルサキヤマガラシ.JPG
春先のハルザキヤマガラシの若芽20130316ハルサキヤマガラシ.jpg

高原のヤマブドウは若芽の時から豊作を予感させる姿を見せています。
若芽の天ぷらは、鮮烈な酸味が持ち味でキュートな味わいです。

ヤマブドウの若芽20130601ヤマブドウ.JPG

標高の低いところでは花茎が伸びて白い花を咲かせているシャクですが
標高1300mの高地では
出始めたところで、いかにもやわらかでおいしそうです。
香りはセリに近くニンジンの香りもします。
おひたしにすると個性が際立ちとてもおいしいです。

シャク20130602シャク.JPG

梅雨時には必ず顔を出すナラタケ。
秋のような大群生とはいきませんが、この時期のきのこは貴重で
贅沢な満足感に浸りながら、おろし和えで食します。

ナラタケ20130601ナラタケ.JPG

最後は今週の山野草

イチリンソウは白い花が普通ですが、
このような淡いブルーや、紫の花も見かけます。
息をのむような美しさです。

イチリンソウ20130602イチリンソウ.JPG

名前の分からない山野草です。
何ともユニークなツートンカラーの花が特徴ですが、
ユーモラスな感じもあり、楽しい山野草です。

名前の分からない山野草20130602名前不明山野草.JPG

ヤマエンゴサクの群生です。
くせのない山菜でもありますが、その可憐さにとても食べる気にはなりません。

ヤマエンゴサク20130602ヤマエンゴサク.JPG