信州山里だより

2013-07-03

6月29日の山菜採り日記



沢は雪にまだ埋まっていました。
世の中は夏になろうとしているのに、
この谷はまだ冬を閉じ込めている......。

そんな沢の中でヤマウドはちょうど食べ頃を迎えていました。

ヤマウド20130629ヤマウド.JPG

この時期に必ず出るウスヒラタケもやっぱり出ていました。
ウスヒラタケは
春から秋まで条件さえ整えば出現するくせのないおいしいきのこです。

ウスヒラタケ20130629ウスヒラタケ.JPG

そして心ときめかせてくれる美しい花々も......。

シラネアオイは山の麗人とでも言いたくなる楚々とした風情の
高貴な姿に一目見た瞬間、癒されます。

シラネアオイ20130629シラネアオイ.JPG

ラショウモンカズラはその大層な名前とは異なって、
ごく普通の花ですが、明るい紫色が目にしみます。

ラショウモンカズラ20130623ラショウモンカズラ.JPG話は変わりますが、私の山歩きの中で天敵が2つあります。
それはウルシとツタウルシです。

私はかぶれ症なのでうかつに触ってしまうと大変なことになります。

どちらも秋には真っ赤に紅葉して美しく、
ウルシは漆器の原料としても貴重なものですが、
私にはとても手強い相手なのです。

ウルシの姿は皆さんも想像できると思いますが、
春先の芽吹きの頃など分かりにくく、
又きのこの時期ですと地面に集中する余り触ってしまいます。

ウルシ20130623ウルシ.JPG

ツタウルシは太目の幹などにからまっていることが多く
幹にからまる葉には油断大敵です。

ツタウルシ20130623ツタウルシ.JPG