信州山里だより

2013-07-10

7月6日の山菜採り日記


早々と梅雨が明けてしまいましたが、気持ちは複雑です。
というのも梅雨時はおいしい夏のきのこがたくさん出るので
あまり早く梅雨が明けてしまうと不作の夏となってしまうからです。

一方当社のビアガーデンを始めとして
生ビールはどんどん売れるので商売上はとてもありがたいのです。

しかし今日のところは夏のきのこが期待に応えてくれました。

夏はジコボウの仲間がたくさん出ます。
傘の裏が網目となるきのこです。
その中でも人気はポルチーニの仲間です。

イタリアでポルチーニ、フランスでセッブと呼ばれ、
日本名ヤマドリタケは大型で肉厚、香りはおだやかで旨味が強い。
私の大好きなきのこです。

今日はヤマドリタケモドキがたくさん採れました。
又その仲間のアカヤマドリも採れました。
どちらもざっくり切ってオリーブオイルやバターで炒めると最高です。

ぎんぎんに冷やした辛口の白ワインと合わせると
心は天国をさまよいます。
お店でも出していますのでぜひ一度トライしてみて下さい。

ヤマドリタケモドキ20130706ヤマドリタケモドキ.JPG
ヤマドリタケモドキの写真220130706ヤマドリタケモドキ2.JPG

写真2のヤマドリタケモドキは20㎝弱の大きさでした。

その他に採れたジコボウ(イグチ科)のきのこ達です。
どれもおいしいきのこです。

アカヤマドリ20130706アカヤマドリ.JPG
アミタケ20130706アミタケ.JPG
ヌメリイグチ20130706ヌメリイグチ.JPG

他にもいろいろ出ていましたが、
特徴的な毒きのこを2種紹介しましょう。

テングタケ科のきのこは猛毒菌の宝庫ですが、
その代表的なものがこのテングタケです。

今日の中では一番元気にたくさん出ていました。
(テングタケは猛毒ではありません)

テングタケ20130706テングタケ.JPG
テングタケの写真220130706テングタケ2.JPG

ウスタケは昔のきのこの本では
食べられるとしていたものもありましたが
今はどの本でも毒きのことされています。

杯型をしたユニークな形をしていて
自然の造形の妙を感じさせてくれるきのこの一つです

ウスタケ20130706ウスタケ.JPG