信州山里だより

2013-08-28

8月22,26日の山歩き

まとまった雨も降り、温度もかなり下がって、
いよいよきのこが続々出てくるかと思うと、そうは簡単にいきません。

案の定、山に入ってみると
夏のきのこ達は本当に少なくなっていました。

アンズタケ、ヤマドリタケモドキ、アカヤマドリ、セイタカイグチ、
カワリハツなど皆激減していました。

たった1本採れたアカヤマドリ20130822akayamadori.JPGたった1本採れたセイタカイグチ20130826seitakaiguti.JPG毎年8月の終わりから9月の初めが一番きのこ採りが難しい。

なぜなら、夏のきのこ達は「もう自分達の舞台は終わりだ」と思い
秋のきのこ達は「まだ出番は早い」と思うからです。

こんな状況でもチチタケはそれなりに採れました。

乳液を出すきのこはたくさんありますが、
チチタケ程触るとドバーッと乳が出るきのこはあまりありません。
そしてこの乳液がおいしい出し汁の素となります。

チチタケの乳液20130822tititake.JPG
このようなきのこ採りか難しい時期に覚えておくと助かるのは
オオホウライタケです。

このきのこはまとまった雨が降ると
春から秋まで続々と群生して出てきます。
味はそれなりですが、やはり野生の風味は捨てがたいものがあります。

オオホウライタケ120130826oohouraitake1.JPGオオホウライタケ220130803oohouraitake2.JPG
オオホウライタケの仲間にハナオチバタケがあります。

ピンク色のものと褐色のものとがありますが、
可憐で美しいきのことしてよくきのこ写真で取り上げられます。
見てのお分かりのように食べられません。
というより食べるところがありません。

ハナオチバタケ20130803hanaotibatake.JPG