信州山里だより

2014-04-02

3月29日の山歩き


先週のポカポカ陽気で冬眠から覚めました。
里の土手は春の息吹が全開に近づいていました。

一週間違うだけでこんなに様子が変わるとは何と自然の力は
偉大なのだろうかと一人ニヤニヤと喜んでいました。

カンゾウは陽当たりの具合で、ちょうどよかったり、
小さかったりしましたがもう充分食べ頃です。
ぬたや天ぷらに、また鍋に入れてもとてもおいしい!

カンゾウ20140329kannzou.JPG


ツクシはまだちょっと早めで来週が摘み頃か。
辛煮にすると最高の酒の肴になります。

ツクシ20140329tukusi.JPG


タネツケバナは可憐な白い小さな花を規則正しく咲かせ
群生していました。
アブラナ科特有のピリッと辛く、
さわやかな香りはサラダにピッタリです。

タネツケバナ20140329tanetukebana.JPG



カラスノエンドウは子供の頃、その実を笛代わりにして
ピーピー鳴らして遊びましたが、
若芽は辛煮にすると独特の深い香りがして絶好の酒の肴になります。

カラスノエンドウ20140329karasunoendou.JPG



スイバはスイコとも呼ばれ、昔は道端に生えているのをちぎって
その新鮮な酸味を楽しみましたが、今の飽食の子供達には
受け入れられる味ではないでしょう。
酢の物向きです。

スイバ20140329suiba.JPG

 

ノビロはすぐれものです。
料理にアクセントを付けてくれる貴重な食材です。
ノビロのおやきなんかも絶品ですが、
とても利用範囲が広く重宝します。

ノビロ20140329nobiro.JPG

 

里山近くの土手はフキノトウが取り放題。
農家の人も出始めは摘んで楽しむのでしょうが、
きっと食べ飽きて傍観者となってしまうのでしょう。

フキノトウ20140329fukinotou.JPG