信州山里だより

2014-05-28

5月の山歩き



山菜も一通り出揃った感があり、
ぼつぼつ第2幕に移る時期が近づいています。
現在は標高1000mくらいまでで採っていますが
これを1500mくらいまで上げるとまた一から山菜採りが始まります。

これからの時期はもう一つ根曲り竹の時期とも重なります。
こうなると体がいくつもあっても足りないくらいの忙しさです。

さて今日の話題は時間を少しさかのぼって、
5月初めの新潟県境の村の話です。

そこはこごみの大産地で、うども結構とれます。


ヤマウド20140510yamaudo.JPG

 

 
風光明媚で、きれいな滝もあります。
20140510taki.JPG

 


そして道路沿いの田畑はこごみに覆いつくされています。



コゴミ畑120140510kogomihatake1.JPG

 


コゴミ畑220140510kogomihatake2.JPG

 


耕作放棄地が多く、そこにはこごみが大群生しているのです。

そして家々の様子はこんなです。
 


家の写真120140510haioku1.JPG

 


家の写真220140510haioku2.JPG

 


家の写真320140510haioku3.JPG

 

 

今まで山際の耕作放棄地はよく見てきましたが、
開けた農村のイメージがあるところで
こんなに多くの耕作放棄地や廃屋を見たのは初めてです。

豊かな自然に囲まれ、
五月晴れの陽射しが注がれた農村の明るさが
逆に見る人の心を暗くする、そんな悲しい風景でした。