信州山里だより

2015-05-13

先週の山歩き

戸隠山の雪も大分消えて山菜本番となりました。



戸隠山20150513-1.jpg

 

ユキザサは雪が消えるそばから芽が出て来て、
可憐な花を咲かせてくれますが、やはり食べるのは花が咲く前です。
ほんのり甘くくせのないおいしい山菜です。



ユキザサ20150513-2.jpg

  

トリアシショウマは林の日陰に群生する山菜ですが、
そのユニークな姿は間違えようがありません。
まさに鳥の足と言ったところです。


トリアシショウマ20150513-3.jpg

 

エラ(ミヤマイラクサ)は人気の高い山菜ですが、
今年はやや遅めの登場です。

素手で採集しようとして、
その密生する毛の痛さに飛び上がった経験が
山菜マニアなら一度はあります。


エラ20150513-4.jpg

  

ハリギリはコシアブラに似ていますが、
荒々しいトゲがあり、見た目の通り野性味の強い山菜です。



ハリギリ20150513-5.jpg

 

ヤブレガサはモミジガサの仲間で同じように食べられますが、
何と言ってもその姿のユニークさ。
初めて出会ってこれほど印象に残る山菜も少ないです。



ヤブレガサ20150513-6.jpg

 

山野草もいろいろ出て来ていますが、今回は2点紹介しましょう。

ウスバサイシンは大きめの葉の下に暗い紫色の花を密やかに咲かせます。

その根には解熱や鎮痛の作用があり、漢方薬に使われます。



ウスバサイシン20150513-7.jpg

 

クルマバツクバネソウもユニークな姿でまさしく名前の通りです。


クルマバツクバネソウ20150513-8.jpg