信州山里だより

2015-07-08

先週の山歩き



7月の声を聞くといよいよ夏のきのこの季節です。
今年初めての夏のきのことの出会いを想像して
ワクワクしながら山に向かいます。



雨は充分に降っているのでさぞかしと
期待しながら山に入ると......。


あれれれ! きのこの姿がほとんどない!
この時期がんがん出ているベニタケ系やイグチ系が見当たらない。


動揺を押さえながらいろいろ歩いてみると
少しずつきのこが見えてきました。


アンズタケは菌輪を作るくらいに群生するのですが、まだまだしぶい。
所々に、2、3本出ているだけで出始めの感です。
ヨーロッパでも人気のおいしいきのこです。



アンズタケ20150708-1.jpg

 


チチアワタケも出始めていましたが、残念ながら食べられません。
軽い中毒をするようです。



チチアワタケ20150708-2.jpg

 


シロヌメリイグチは夏にはあまり見かけませんが、
なぜか勘違いして出ていました。
こちらは食べられます。



シロヌメリイグチ20150708-3.jpg

 

 

どうも今年の夏きのこは出が遅いようです。
きのこの気持ちを理解するのは本当に難しいです。

長雨のせいで、山道は至る所地滑りしています。
安全な道を選択して通らないと大変なことになります。



地滑り箇所20150708-4.jpg

 

 

高原はこれから夏の山野草がたくさん出てきますが
ポピュラーなウツボグサが群生しています。



ウツボグサ20150708-5.jpg