信州山里だより

2016-07-25

先週の山歩き



この時期たくさん採れるはずのきのこが元気がありません。
ヤマドリタケモドキ、アカヤマドリ、カワリハツなどです。
とは言っても、それなりに採れるのはイグチ系の
ヤマドリタケモドキやコガネヤマドリです。



ヤマドリタケモドキ120160725-1.jpg

 

ヤマドリタケモドキ220160725-2.jpg

 

コガネヤマドリ20160725-3.jpg

 

ヤマドリタケモドキはおいしいきのこで、
カチカチに堅い柄の食感とふんわりとした傘の食感の違いもおもしろく、
さすがにヨーロッパで人気の高いだけのことはあります。


同じイグチ系でもオニイグチは一見グロテスク。
食べられますが、肉質が軟らかいので煮込み料理向きです。



オニイグチ20160725-4.jpg

 

夏のもう一つの採れ筋のベニタケ系も今一つです。
その仲間のカワリハツは例年の半分以下です。



カワリハツ120160725-5.jpg

 

カワリハツ2
20160725-6.jpg

 

ニセアシベニイグチもイグチ系ですが、
現在きのこの本では毒扱いです。
しかしなかなかおいしいきのこで、
人には勧めませんが私は時々食べます。



ニセアシベニイグチ20160725-7.jpg

 

ホウキタケの仲間は食べられるものが少ないですが、色がカラフル。
今回のきのこも食べられません。



ホウキタケの仲間20160725-8.jpg

 

最後に番外編のユニークなきのこ。
タケリタケといいますが、特殊な菌がきのこに寄生し、
元のきのことは全く異なる姿となります。
今回のきのこはテングタケ類に寄生したものです。



タケリタケ120160725-9.jpg

 


タケリタケ220160725-10.jpg