信州山里だより

2018-06-04

山歩き 6月3日

 

先週は一日は根曲り竹採り、もう一日は高地での山菜採りでした。

 

 

竹の子採りはいつも不安です。

またこの出発点に戻ってこれるのかと一抹の不安がよぎります。

竹藪に入ると常に位置を確認しながら採ります。

しかしたまに夢中になり、はっと気が付くと位置関係を見失っていることに気付きます。

 

 

その瞬間に襲われる絶対的な孤独感は日常生活では味わえないものです。

いろいろな想いが瞬時に込み上げてきます......。

 

 

竹藪に入る時は、傷つける恐れがあるのでカメラを携帯しません。

写真がなくてすみません。

 

 

高地での山菜採りは快適です。

まさに天国の佇まいで、下界の皆さんに申し訳ないくらいの幸福感に包まれます。

 

 

そんな幸福感を象徴しているのがサンカヨウかもしれません。

 

 

この花は下界の草花とは一線を画した花の付き方をします。

フキの葉に似た大小二つの不揃いの葉が出て、

その小さい方の葉に可憐な白い花が付きます。

まるで「大きな事より小さな事の方に幸せがあるんだよ」とでも伝えているかのようです。

 

 

サンカヨウの花

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シャクの白い花が咲くようになるとシャクの採取時期の終わりを知らされることになります。

このさわやかな香りとも一年間はお別れです。

 

シャクの白い花

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?な草

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こんもりと何となく迫力を感じるこの草は何でしょう。

正解はトリカブトです。

今にも花が咲きそうですが、トリカブトの花は秋に咲きます。

 

この時期にこれだけ精力的な強さを醸し出しているのに

花が咲くのが数か月先というのはとても不思議です。

毒をしっかり蓄えてから花が咲くのでしょうか。

 

おいしい山菜、タマガワホトトギスやモチコゴミ(イッポンワラビ)

も採り頃です。

 

タマガワホトトギス

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モチコゴミ

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