信州山里だより

2018-10-10

先週の山歩き


秋の台風には功罪があります(きのこ採りにとってですが)。

 

功の方は雨の少ない秋にとってはまさしく恵みの雨となります。
罪の方はフェーン現象によって急激に温度が上がることです。
この急激な気温の上昇によって
きのこの出方がピタッと止まることが多いのです。

 

今度の2度の台風でも気温が上昇し、今年の豊作傾向に変調をきたしました。
台風前に出ていたきのこの出方が
あるものは止まり、あるものは激減しました。

 

変調をきたしたのは、ジコボウ(ハナイグチ)、オオツガタケ
クロカワ、イッポンカンコーなど早めに出るきのこです。

 

オオツガタケ20181009-1.jpg

 

クロカワ20181009-2.jpg

 

又、夏のきのこが急に出たりします。
ヤマドリタケモドキもそんな感じでしょうか。

 

ヤマドリタケモドキ20181009-3.jpg

 

ジコボウに関しては出る量が減ったのと、
秋遅めに出るタイプに姿が変わってきました。
秋の遅いタイプは色鮮やかで、柄がしっかりと太いのです。

 

ジコボウ120181009-4.jpg


ジコボウ220181009-5.jpg

 

この時期に出るきのこは例年並みでしょうか。

 

アイシメジ20181009-6.jpg

 

コウタケ
20181009-7.jpg

 

ヌメリスギタケモドキ
20181009-8.jpg

 


クリタケ20181009-9.jpg

 

ナラタケも例年並みですが、
ナラタケにはいろいろ種類があり、個体差もかなりあります。

 

ナラタケ120181009-10.jpg

 

ナラタケ220181009-11.jpg

 

オニナラタケ20181009-12.jpg

 

中毒例の多い毒きのこカキシメジも一斉に出てきました。

 

カキシメジ20181009-13.jpg

 

終盤のきのこ、ムキタケ、シモフリシメジも出てきました。

 

ムキタケ20181009-14.jpg

 

シモフリシメジ20181009-15.jpg