信州山里だより
2017-04-03
山歩き
2017-03-27
山歩き
春だというのに雪が舞う朝。
寒さは冬並み!
でも草が待っている。
覚悟を決めて野に繰り出す。
長い冬眠から覚めたばかりのせいか、手際よく草を摘むことができません。
1時間ほど経つとようやくペースが上がってきます。
山菜採りも改めてリズムが大事だと思います。
さて最初に見て頂くのは、赤紫色のホトケノザ。
春の七草になっていますが、実は別物です。
春の七草のホトケノザは実際はコオニタビラコという草で、
このホトケノザとは似ても似つかぬ黄色の花です。
残念ながらこのホトケノザは食べられません。
カンゾウもようやく本格的に出てきました。
タネツケバナもおいしそうです。
カラスノエンドウも若芽がちょうど摘み頃になってきました。
佃煮にしてお酒を飲みましょう。
ノビルも元気に成長してきました。
ノビルは大好きな草で、いつもどうやって食べるか悩みます。
2017-03-21
山歩き
冬眠から覚め、野に出ました。
今年最初の摘み草です。
太陽は出ているものの風は肌寒く、
春らしいのんびりとした気分で歩くところまではいきません。
例年よりやや生長が遅いかもしれません。
出迎えてくれたのはタネツケバナ。
アブラナ科の中ではナズナと並んで春一番の摘み草対象となりますが
人気の方はナズナに軍配が上がります。
特有のツンとした香りはサラダの中に入れると生きます。
もちろんナズナも出ています。
お浸しにした時のナズナのおいしさは独特で、くせはなく
何とも言えない歯応えは、他の摘み草の追随を許しません。
カンゾウはやや出遅れている感じですが、
日当たりが抜群のところでは生長していました。
おいしい摘み草で何にでも使え重宝します。
アレチマツヨイグサは放っておくと草丈2m以上になり
どこでも見かけるやっかいな雑草ですが食べられます。
甘味があって意外とおいしいのですが、問題は食感。
舌上で甘みを感じた直後に強烈なザラザラ感が広がり、
食べるのを断念したくなります。
スイバもこの時期の常連さんです。
フランス料理ではこの仲間が使われます。
2016-12-28
山歩き総集編4
今週は今年山歩きで出会った草花達を振り返ってみます。
まずは早春。
雪が消えかかるとすぐ出てくるのがエンレイソウ。
ガッチリとした姿は自然の厳しさに負けない強さを感じさせてくれます。
白い花バージョンもあります。
林の日陰にひっそりと咲く、ウスバサイシン、
日当たりのいい場所にひっそりと咲くシュンラン。
可憐ながらも力強い薬効を持つイカリソウも出てきます。
5月になると本格的に山の春が始まります。
木陰の貴婦人のようなヤマシャクヤクをはじめ、
個性豊かな花々が次々と咲き誇ります。
夏も春に負けずに色も形も豊かに個性派が咲き誇ります。
夏の高原でひときわ目立つ背高ノッポのシシウドの花も
近くで見れば花火のよう。
秋になってもまだまだ花は続きます。
ともすれば山菜やキノコに夢中になっている中で
可憐な草花達は「求め過ぎてはダメ。一休みしてね。」
とでも言っているようです。
2017-04-10
山歩き
気温が急に上がって大いに期待して出かけましたが、
平地の方はやや成長し過ぎ、里山の方はやや成長足りず、
奥山は雪に埋もれ、山菜採りの難しさをあらためて感じました。
里山に近い場所ではフキノトウがまだまだ採れます。
フキノトウ1
フキノトウ2
ニワトコもようやく採れるものが出てきました。
ニワトコの若芽は「山のフロッコリー」とも呼ばれ、
お浸しや天ぷらにします。
ニワトコ
カンゾウは里山に近いところが採り頃で、至るところに群生しています。
カンゾウ