信州山里だより

2016-11-14

先週の山歩き


クリタケは長い期間出るきのこでとてもありがたい。
9月の終わりから12月に入っても出ています。
これからもまだまだ採れそうです。



クリタケ120161114-1.jpg

 

クリタケ220161114-2.jpg

 

シモフリシメジはいよいよ終わりです。
落ち葉が多くて探すのに一苦労。
今年最後のシモフリシメジです。


シモフリシメジ20161114-3.jpg

 

ムラサキシメジが好調です。
土臭い臭いに好き嫌いが分かれるところですが
お店では酢の物にします。



ムラサキシメジ20161114-4.jpg

 

ハナビラニカワタケはなかなか量は採れませんが、
酢の物にするといけます。



ハナビラニカワタケ120161114-5.jpg

 

ハナビラニカワタケ220161114-6.jpg

 

変わり種を一種。
ツチグリはれっきとしたキノコですが、
一般的なキノコの形とは似ても似つかない。
食べたことはありませんが、幼菌は食べられます。



ツチグリ20161114-7.jpg

 

ムキタケも好調に出ています。
今の時期このきのこがないと鍋は始まりません。



ムキタケ20161114-8.jpg

 


最晩秋のきのこも出てきました。



ヒラタケは今年1月のメルマガでもお伝えしましたが、
お正月に下賀茂神社の境内で群生していました。
冬の間も出ているきのこです。



ヒラタケ20161114-9.jpg

 

エノキタケも出ています。
栽培のきのことは全然違う、野性的で立派なきのこです。
このきのこも春まで出ています。


エノキタケ20161114-10.jpg

 

 

2016-11-07

先週の山歩き



朝の外気の冷たさにきのこシーズンの終わりを予感しながら、
まだまだいけるぞ、と自分を奮えたたして山に向かいます。



戸隠から見る北アルプスはうっすらと雪化粧をし、
冬の到来がすぐそこに来ていると実感します。



北アルプスの雪景色20161107-1.jpg

 

晩秋のきのこムラサキシメジも出てきました。



ムラサキシメジ20161107-2.jpg

 

シモフリシメジやジコボウはいよいよ終わりに近づきました。



シモフリシメジ20161107-3.jpg

 

ジコボウ20161107-4.jpg

 

クリタケやムキタケは一旦採れた場所でも
まるで時間差攻撃のように違うところから新たなものが出てきます。


クリタケ20161107-5.jpg

 

ムキタケ20161107-6.jpg

 

 

こんな姿を見て改めて「まだまだいけるぞ」とまた自分に言い聞かせます。

2016-10-31

先週の山歩き



今年の晩秋は木に出るきのこが好調です。
ムキタケ、クリタケ、ヌメリスギタケモドキ、ヒラタケ
などが例年より遅めに出ています。



ムキタケ20161031-1.jpg

 


クリタケ20161031-2.jpg

 


ヌメリスギタケモドキ120161031-3.jpg

 


ヌメリスギタケモドキ220161031-4.jpg

 

ヒラタケ20161031-5.jpg

 

スギヒラタケは数少ない杉林に出る食べられるきのこで、香りも良く
白いきれいなきのこで人気がありましたが、
2004年に一大事件が起こりました。



東北・北陸で、腎臓に障害を持つ人がこのきのこを食べて
急性脳症を発症し、17人の人が亡くなりました。
以来猛毒きのこの仲間に入ってしまいました。



スギヒラタケ20161031-6.jpg

 

やはり晩秋のきのこシモフリシメジも好調で、大量に採れています。



シモフリシメジ20161031-7.jpg

 

カヤタケを大きくしたようなオオジョウゴタケも
例年より遅く結構出ています。



オオジョウゴタケ20161031-8.jpg

 

 

2016-10-27

先週の山歩き



朝の冷え込みがだんだん厳しくなり、晩秋のきのこの時期になりました。



ナラタケはいろいろ種類がありますが、
一番遅く出るタイプのものが出てきました。



ナラタケ20161024-1.jpg

 

シモフリシメジも本番となり続々出ていますが、
雨が少ないせいか小ぶりです。


シモフリシメジ120161024-2.jpg

 

シモフリシメジ220161024-3.jpg

 

シモフリシメジ320161024-4.jpg

 

クリタケも最盛期となりいたる所に出ています。



クリタケ120161024-5.jpg

 

クリタケ220161024-6.jpg

 

出方の遅かったムキタケも採り頃になりました。



ムキタケ120161024-7.jpg

 


ムキタケ220161024-8.jpg

 

野性味があっておいしいきのこチャナメツムタケ、キナメツムタケも
本番です。


チャナメツムタケ20161024-9.jpg

 

キナメツムタケ20161024-10.jpg

 

ジコボウは最終段階で量は採れなくなりましたが、
この時期のものはとてもきれいです。



ジコボウ20161024-11.jpg

 

カノシタ、ブナハリタケはどちらも傘の裏がヒダやカンコウではなく
針が密生しています。
ブナハリタケは甘い刺激的な香りが特徴です。



カノシタ20161024-12.jpg

 

ブナハリタケ20161024-13.jpg

 

毒きのこのカキシメジがまだまだ健在です。



カキシメジ20161024-14.jpg

 

 

2016-10-17

先週の山歩き


「今年はキノコが豊作ですか」とよくたずねられますが
当初は「豊作のようです」とお答えしていました。
しかし段々と様子が変わって来ました。

場所によって人によって採れ方が違うからです。
取りあえず現在言えることは、遅めに出るキノコの出方が
例年より遅いということです。

クリタケもようやく本格的に出てきました。


クリタケの幼菌20161017-1.jpg

 

クリタケ220161017-2.jpg

 

クリタケ320161017-3.jpg

 

ムキタケも出てはいますが、なかなか大きくなりません。



ムキタケ120161017-4.jpg

 

ムキタケ220161017-5.jpg

 


去年、今年と好調に出てくれたヌメリササタケも終わりに近づきました。



ヌメリササタケ20161017-6.jpg

 


例年秋の半ばに出るヌメリスギタケとヌメリスギタケモドキが
同時に採れました。



どちらもおいしいきのこで汁物に最適ですが、両者の違いは
ヌメリスギタケは傘と柄の両方がヌルヌルしているのに対し、
ヌメリスギタケモドキは傘のみヌルヌルしています。
どちらも黄色の表面に茶色の鱗片が付いています。



ヌメリスギタケ20161017-7.jpg

 

ヌメリスギタケモドキ20161017-8.jpg