信州山里だより
2016-11-07
先週の山歩き
2016-10-31
先週の山歩き
今年の晩秋は木に出るきのこが好調です。
ムキタケ、クリタケ、ヌメリスギタケモドキ、ヒラタケ
などが例年より遅めに出ています。
スギヒラタケは数少ない杉林に出る食べられるきのこで、香りも良く
白いきれいなきのこで人気がありましたが、
2004年に一大事件が起こりました。
東北・北陸で、腎臓に障害を持つ人がこのきのこを食べて
急性脳症を発症し、17人の人が亡くなりました。
以来猛毒きのこの仲間に入ってしまいました。
やはり晩秋のきのこシモフリシメジも好調で、大量に採れています。
カヤタケを大きくしたようなオオジョウゴタケも
例年より遅く結構出ています。
2016-10-27
先週の山歩き
朝の冷え込みがだんだん厳しくなり、晩秋のきのこの時期になりました。
ナラタケはいろいろ種類がありますが、
一番遅く出るタイプのものが出てきました。
シモフリシメジも本番となり続々出ていますが、
雨が少ないせいか小ぶりです。
クリタケも最盛期となりいたる所に出ています。
出方の遅かったムキタケも採り頃になりました。
野性味があっておいしいきのこチャナメツムタケ、キナメツムタケも
本番です。
ジコボウは最終段階で量は採れなくなりましたが、
この時期のものはとてもきれいです。
カノシタ、ブナハリタケはどちらも傘の裏がヒダやカンコウではなく
針が密生しています。
ブナハリタケは甘い刺激的な香りが特徴です。
毒きのこのカキシメジがまだまだ健在です。
2016-10-17
先週の山歩き
「今年はキノコが豊作ですか」とよくたずねられますが
当初は「豊作のようです」とお答えしていました。
しかし段々と様子が変わって来ました。
場所によって人によって採れ方が違うからです。
取りあえず現在言えることは、遅めに出るキノコの出方が
例年より遅いということです。
クリタケもようやく本格的に出てきました。
ムキタケも出てはいますが、なかなか大きくなりません。
去年、今年と好調に出てくれたヌメリササタケも終わりに近づきました。
例年秋の半ばに出るヌメリスギタケとヌメリスギタケモドキが
同時に採れました。
どちらもおいしいきのこで汁物に最適ですが、両者の違いは
ヌメリスギタケは傘と柄の両方がヌルヌルしているのに対し、
ヌメリスギタケモドキは傘のみヌルヌルしています。
どちらも黄色の表面に茶色の鱗片が付いています。
2016-11-14
先週の山歩き
クリタケは長い期間出るきのこでとてもありがたい。
9月の終わりから12月に入っても出ています。
これからもまだまだ採れそうです。
クリタケ1
クリタケ2
シモフリシメジはいよいよ終わりです。
落ち葉が多くて探すのに一苦労。
今年最後のシモフリシメジです。
シモフリシメジ
ムラサキシメジが好調です。
土臭い臭いに好き嫌いが分かれるところですが
お店では酢の物にします。
ムラサキシメジ
ハナビラニカワタケはなかなか量は採れませんが、
酢の物にするといけます。
ハナビラニカワタケ1
ハナビラニカワタケ2
変わり種を一種。
ツチグリはれっきとしたキノコですが、
一般的なキノコの形とは似ても似つかない。
食べたことはありませんが、幼菌は食べられます。
ツチグリ
ムキタケも好調に出ています。
今の時期このきのこがないと鍋は始まりません。
ムキタケ
最晩秋のきのこも出てきました。
ヒラタケは今年1月のメルマガでもお伝えしましたが、
お正月に下賀茂神社の境内で群生していました。
冬の間も出ているきのこです。
ヒラタケ
エノキタケも出ています。
栽培のきのことは全然違う、野性的で立派なきのこです。
このきのこも春まで出ています。
エノキタケ