信州山里だより
2016-10-03
先週の山歩き
きのこが最盛期となってきました。
ステータスの高いシメジ系では、
クミノシメジ、スミゾメシメジ、シャカシメジ、ハタケシメジ
などが採れました。
イグチ系ではジコボウが絶好調ですが、ヤマドリタケモドキ、
アカヤマドリ、キンチャヤマイグチなどが採れました。
ヌメリササタケも続々と出てきました。
ヌメリが強すぎて手が滑り、採るのに苦労します。
汁物に最高です。
今回初めて採れたきのこがあります。
シシタケと言い、姿はグロテスクですが、独特の香りがある高級きのこです。
炊き込みごはんで楽しみましょう。
2016-09-28
先週の山歩き
急斜面でイッポンカンコーを採っていると、
谷を挟んで向こう側の斜面でバリバリッと木を砕くような音がした。
「誰か入っている」と、あわてて鈴をしまい静かに様子をうかがったが
林に邪魔され人の姿を見つけることはできない。
先に行かれると、これから先のきのこの宝庫が荒らされると思い
一瞬迷ったが、迂回しながら先に進むことにする。
きのこの宝庫に近づくと、なんとミズナラの木が倒され、
青々とした葉が付く枝が散乱している。
「熊だ!」
背筋が凍り、頭の中が白くなった。
そっとその場を離れ、別の山に向かうことにした。
今期初めての熊との遭遇でした。
きのこの方は順調に出ています。
2016-09-22
先週の山歩き
秋の初めに出会いたい林の中の光景があります。
それは林の中に点在するきのこの花を眺めること。
それではその花をご紹介しましょう。
これはナラタケモドキというきのこで、
人気の高いナラタケの親戚といったところでしょうか。
ご覧のように枯れた幹に花が咲いたように束生し
大きなものはひと抱えもするようなかたまりになります。
私の特大びくもすぐに一杯となり、
背中のリュックにお世話になることとなります。
お鍋に最適なきのこで、たくさん採れた時は佃煮にしたりもします。
林の中はまだ夏と秋のせめぎ合いが続いています。
テレビの「真田丸」風に解説すると、
夏の陣の勢力は、ヤマドリタケモドキ、アカヤマドリ、タマゴタケ......、
秋の陣の勢力は、クロカワ、アカンボウ、イッポンカンコー、
クリフウセンタケ、ナラタケと言ったところで
どちらも一歩も引かず、睨み合いが続いています。
2016-09-12
先週の山歩き
先週雨が降ったので、少し期待を抱いて山に入りました。
あった!
ジコボウが出始めていました。
ようやく出てきたかとホッとしながら進んで行くと
続々とジコボウが顔を出しています。
ここ何年かジコボウは不作だったので、
ひょっとすると今年は当たり年?
一時間程採って確信しました。
今年は当たり年です!!!
ジコボウの兄弟のようなシロヌメリイグチもたくさん出ていました。
そして初秋のきのこナラタケモドキも出てきました。
雨さえ降ればどこにでも出るカヤタケも出ています。
そして今年不作だった夏のきのこも
存在を忘れられては困るとばかり出ていました。
最後は心を和ませてくれる山野草。
2016-10-11
先週の山歩き
気温が下がり始め、遅い時期まで頑張っていた夏のきのこも
いよいよ姿を消し始め、秋本番に突入したようです。
夏の名残りヤマドリタケモドキ1
ヤマドリタケモドキ2
きのこ採りに人気のあるクリフウセンタケも本格的に出てきました。
クリフウセンタケ1
クリフウセンタケ2
シャカシメジも採り頃になってきました。
シャカシメジ1
シャカシメジ2
去年大爆発したモリノフジイロタケは今年は控え目。
小爆発というところでしょうか。
モリノフジイロタケ
ジコボウも安定的に出ています。
ジコボウ
ナラタケは例年の如く出方がよく分かりません。
ナラタケ1
ナラタケ2
ムキタケはこれからです。
ムキタケ