信州山里だより
2016-06-06
先週の山歩き
雨が少ない。
ネマガリタケもナラタケも出が悪い。
沢の流れもチョロチョロだ。
暖冬、少雪、少雨と山は水不足、
異常気象耐えているのでしょうか。
と言っても山菜はそれなりに順調です。
イケマが出て来ました。
山の斜面を歩いていると草の中にイケマのつるが伸びていて歩くのがやっかい。
イケマのつるを折ると白い乳液が出て来てベトつきますが
山菜としてのイケマは上位のおいしさ。
癖がなく甘いのでとても食べ易くおいしい。
クロクモソウも出て来ました。
ユキノシタ科の植物で山菜としてはなじみがないですが、
赤紫の可憐な花が咲くので山野草としての方が有名かもしれません。
クレソンは日当たりのいい場所は花が満開ですが、日陰のものは食べ頃です。
今回の山野草を2点。
ラン科のハクサンチドリです。
ミゾホウズキです。
2016-05-30
先週の山歩き
相変わらず体がいくつあっても足りない山菜採りが続きます。
まずはネマガリタケ。
朝一で山に入りましたが、まだやや早い感じ。
後4,5日でピークでしょうか。
そこそこの収穫後山を下りて、今度は山菜の宝庫に向かいます。
ユキザサ、エラ、ミズナ、タマガワホトトギス、シャク、
イッピンワラビ、ウドブキなどを採ります。
山菜を採りながら沢を上って行くと、なんとまだ残雪が。
さすがに豪雪地帯。あきらめて沢を戻ります。
最大の収穫はヤマウド。
急な斜面上に続々と出ていてとても採り切れません。
命あってのものだね、と適当なところで斜面を下ります。
まだまだいろいろ採りたいところですがタイムアップ。
後ろ髪を引かれる思いで山を下ります。
そんな忙しい中で出会った山菜と花の写真です。
ヤマソテツはあまり知られていませんがアクがなくコゴミのように食べます。
ラショウモンカズラが満開でした。
マイズルソウは山の小道に絨毯のように可憐な花を咲かせています。
ツクバネソウは相変わらずユニークな姿で楽しませてくれます。
楚々とした美しさのシラネアオイが急ぐ心をほっと和ませてくれました。
2016-05-23
先週の山歩き
体がいくつあっても足りない山菜採りが続いています。
ウドブキ(ヨブスマソウ)は生長しすぎ、
上部の柔らかいところのみ使います。
ハナイカダは葉の中央に花を付け、黒い実となるところから
名前が付いていますが今が食べ頃です。
サルナシも結構至るところで見かけますが、秋の実を楽しむ前に
春の若芽を天ぷらにして頂きます。
ヒトリシズカが咲き終わるとフタリシズカが咲き始めます。
クルマバツクバネソウも相変わらずユニークな花を咲かせています。
日陰の林の中はテンナンショウの仲間がいろいろ咲きます。
子供の頃祖母の眼に採ってきたテンナンショウの汁が入って
とても痛がって怒られましたが、有毒成分が含まれています。
2016-05-16
先週の山歩き
今日は採る山菜がたくさんあって、朝の5時から採り始め、
採り終えたのは午後2時でした。
その間10分間のランチタイム(おにぎり2ケ)と
移動時間以外はひたすら採り続けていました。
そんな訳で写真を撮るのを忘れていました。
終わりの方で気が付き、その後あわてて撮った4枚で勘弁してください。
ミズ(ウワバミソウ)が生長して採り頃になってきました。
林の中はミズの大群生です。
北信の山々には朴の木がたくさん生えています。
朴葉味噌が有名ですが、郷土料理の中では大変使いがいがあって重宝します。
もうナラタケが出ていました。
梅雨時にいつも採っていますが、5月は早いぞ!
山菜が早目に出ているのでつられて出てきたのかも!
カラマツ林も若芽が生長して緑が濃くなりましたが、
その中は意外にも山菜の宝庫です。
いろいろな種類が採れるのと、
邪魔な灌木も少ないので気楽に山菜採りが楽しめます。
2016-06-13
先週の山歩き
朝5時前に山に入り根曲り竹を採る。
少雨のためやはり出が悪い。
そんな中でもかじられた跡が残る竹の子が散在する。
いろいろな動物が好物としているのでしょう。
ナラタケがようやく出て来ました。
竹の子汁に飽きてきたので今夜はきのこ汁!
ナラタケと竹の子のツーショット
山の春は進み、草丈が伸びうっとうしくなって来ましたが、
まだこんな景色が。
残雪の沢
遅い春を迎えた斜面にはアマドコロかナルコユリの若芽が!
甘味が強くおいしい山菜です。
アマドコロかナルコユリの若芽
マタタビが虫達を誘う季節がやって来て葉が白くなっています。
マタタビの白い葉
日陰にはユキザサ、日向にはカラマツソウの白い花!
ユキザサ
カラマツソウ