信州山里だより
2015-12-16
山歩き総集編
今日はきのこの総集編1(春~夏)をお送りします。
毎年食用になるきのこの一番手はオオズキンカブリタケです。
4月の終わり頃から、比較的暗い林の中のあちこちに群生します。
フランス料理で珍重されるモリーユの仲間です。
次のきのことの出会いは梅雨時です。
山菜採りや筍採りの林の中の
腐りかかった切り株や倒木に群生するナラタケです。
秋の群生程ではありませんがかなりの量が採れます。
ナラタケ2
7月になると夏のきのこが続々と出て来ます。
アンズタケやタマゴタケに始まり、
イグチ系のきのこがたくさん出ます。
ジコボウに代表されるイグチ系のきのこは
夏を彩るたくさんの種類が出ます。
ヤマドリタケモドキ、コガネヤマドリ、ススケヤマドリ、
オニイグチ、アカヤマドリ、アカジコウなどです。
どのきのこも個性的で存在感があります。
他に夏を代表するきのことしてはベニタケ系のきのこがあります。
シロハツ、クロハツ、カワリハツ、アイタケ...などがあります。
ちょっと判別が難しいので採る人はあまりいません。
夏の終わりに出てくるのがチチタケです。
森の中で鮮やかな橙色のきのこはとても目立ちます。
採ってみると驚く程白い汁が出ます。
2015-12-08
山歩き総集編
今年も1年間お付き合い頂きありがとうございました。
12月は山歩きの総集編を送らせて頂きます。
今日は山菜編です。
今年の草採りは3月の半ばからスタートしました。
平地の土手などで、カンゾウやスイバ、ツクシなどから採り始めました。
4月の後半からは里山の山菜採りが始まりました。
ニワトコやワサビ、クレソン、イワガラミ、
リョウブ、コシアブラ...などを採りました。
5月の入ると山菜本番となり、御開帳中でもあり、
山に入る回数が飛躍的に増えました。
今年は残雪が多く、入れない山もありました。
2015-12-02
先週の山歩き
今週が今年最後のきのこ採りです。
犬も歩けば棒に当たるで、一か所で採れる量は少ないですが、
いろいろな場所に行くと、それなりの種類と量になります。
松林に出るジコボウ、ヌメリイグチは息の長いきのこで
秋の始まりとともに終わりまで出ています。
この時期のものはチョコレート色をして、虫もいなく
状態のよいものが多いです。
ムキタケは低い標高の場所でも終わっていますが、
この時期標高の高い所で積もった落ち葉に守られて、
出ているものがあります。
ムラサキシメジも晩秋を彩るきのこですが、
落ち葉の積もった所に顔を出しています。
晩秋から春まで出るきのことして有名なのがヒラタケとエノキタケ。
庭先や神社の境内でも見かけることがありますので、
散歩の時に切り株や枯木に出ていないか注意してみて下さい。
11月28日にフジテレビの取材で当店のきのこシャモ鍋が取り上げられましたが、
取材に来られたタレントさんが何とTOKIOの国分太一さんでした。
30分くらい一緒にお話をさせて頂きましたが、
落ち着いた話し方で人間味があってとても魅力的な人でした。
ちなみにきのこシャモ鍋は大好評で帰りにおみやげ用を所望されました。
来年の1月に放映されるので、日程が決まったらお知らせしますね
2015-11-24
先週の山歩き
先週は山に行けず山の状態を伝えられませんでしたが、
今週は頑張ってお伝えします。
とは言ってもきのこシーズンはほとんど終わりで、
例年ですと山には出かけていませんが、
今年は11月の終わりに東京のテレビ局が取材にくるので、
取りあえず状況確認で出かけました。
ムキタケはやはり終わっていました。
残るはヒラタケとエノキタケくらいか。
山を変えて、可能性のある沢に入ると何とか 見つけることができました。
この時期のヒラタケは色の濃いものが多いですが、今回は薄めでした。
肉厚でおいしいきのこで、鍋もいいですがやはり焼くのが一番!
きのこのおいしさがダイレクトで楽しめます。
エノキタケは栽培のものとは全く異なり、
天然のものは色が濃く野性的です。味わいも深いです。
2016-01-04
山歩き総集編
お盆過ぎから雨が続き、秋のきのこシーズンが順調に始まりました。
ウスムラサキホウキタケやナラタケモドキが
8月の終わりから出始めました。
ウスムラサキホウキタケ
ナラタケモドキ
9月に入ってもとても順調で何シーズンぶりかで大豊作を予感させました。
イッポンカンコー
カヤタケ
クロカワ
ハンノキイグチ
クリフウセンタケ
ヌメリササタケ
大豊作を確信させたのは何と言ってもモリノフジイロタケの大菌輪でした。
直径7mくらいの円周に続々と出ていました。
モリノフジイロタケ1
モリフジイロタケ2
モリフジイロタケ3
ところが10月に入ると雨はほとんど降らなくなり、
きのこの出方も一気に鈍りました。
そんな中でも出そうな場所に当たりをつけて採り続けました。
オオツガタケ
カラカサタケ
キクラゲ
ハタケシメジ
シャカシメジ
ジコボウ
ナラタケ
終わり頃になっても充分な雨に恵まれず
有終の美は飾れませんでしたが、
山に入る回数を増やし、きのこの一定量を確保しました。
シモフリシメジ
ムキタケ
クリタケ
ムラサキシメジ
ヒラタケ
エノキタケ