信州山里だより
2015-11-05
先週の山歩き
初霜が降り、初氷も張って寒い朝が続くようになりました。
きのこの方は最終段階に近づきました。
シモフリシメジは終わり、残るのはムキタケ、クリタケ、ヒラタケ、
エノキタケと言ったところでしょうか。
きのこ採りもだんだん効率が悪くなって
時間はかかっても収穫量は落ちて来ます。
そんな訳で潮時を狙っているのですが、お客様が許してくれません。
「まだ山のきのこ食べられますか」という問い合わせが続くと
老体にムチ打って山に出掛けます。
別に悲壮感を漂わせて行く訳ではなく、
心地よい責任感と緊張感を持っての山行きです。
標高を下げてゆくとまだまだムキタケもクリタケも元気です。
最近あまり出会わなくなったツチアケビを見つけました。
ラン科の寄生植物で葉はありませんが、
その実を焼酎に漬けると、滋養強壮にいいお酒ができます。
今年もきのこをたくさん育ててくれた雑木林はこんな状態です。
2015-10-26
先週の山歩き
秋も深まり落ち葉の量がかなり増えました。
こうなると地上に出るきのこを見つけるのがむずかしくなります。
シモフリシメジ、ムラサキシメジやチャナメツムタケは出ていますが
落ち葉の中に埋もれています。
これからはどうしても木から出るきのこを探すのが中心となります。
ムキタケ、クリタケ、ナメコ、ヒラタケなどです。
この時期になるとあまりサプライズもなく、
毎年のきのこの出る場所を畑にいくかのように回るだけです。
それでも小さな発見はいろいろあり飽きることはありませんが、
今年はいつが最後になるのかなと
思いをめぐらしながら歩く時期でもあります。
2015-10-19
先週の山歩き
2015-10-13
先週の山歩き
晩秋のきのこが出揃ってきました。
クリタケ、ムキタケ、シモフリシメジ、チャナメツムタケなどです。
クリタケはどこの山に入っても出ていて、雪が降る頃まで出ています。
ムキタケも場所によって遅い早いはありますが、例年並みの出方です。
シモフリシメジは出るべき時期に雨があまりなかったため
小さいものが多いですが、出方はなかなか良さそうで
ひょっとしたら豊作かもしれません。
チャナメツムタケもどこの山にも生えていますが
地ナメコとも呼ばれ、その野性的な風味は汁物にかかせません。
ナラタケも場所により、もう出てしまったところ、今が盛りなところ、
今年はほとんど出ないところ、これから出るところといろいろです。
オニナラタケが多いのも今年の特徴でしょうか。
なかなか採れないきのこを2つご紹介。
ブナシメジは傘の上部の大理石模様が特徴で
栽培のものとはかなり形状が違います。
オオジョウゴタケはカヤタケの巨大型のようなきのこで
大きくしっかりとしています。
2015-11-09
先週の山歩き
きのこもいよいよ最終局面?
余りいろいろな場所は回れませんでしたが、
きのこもいよいよ終わりでしょうか。
これから狙えるのはヒラタケ、エノキタケそしてクリタケです。
最後になるかもしれないきのこ三点の写真です。
ムキタケ
クリタケ
ニカワハリタケ
ニカワハリタケはゼラチン質の白いきのこで、
裏側は猫の舌のようなイメージで、熱湯を通して
酢の物や辛子和え、あるいはハチミツをかけて
デザート的にも食べられます。