信州山里だより
2015-08-26
先週の山歩き
お盆が過ぎ急に涼しくなって、きのこ事情に変化があったのか
確認したい気持ちで山に入りました。
やはり変化はありました。
イグチ系のきのこの出が非常に悪くなりました。
アカヤマドリはほとんど見かけず、ヤマドリタケモドキや
オニイグチモドキを見かけたくらいでした。
ヤマドリタケモドキ1
ヤマドリタケモドキ2
オニイグチモドキ
晩夏から初秋にかけて出るきのこ、ナラタケモドキが出ていました。
ちょっと早すぎます。
ナラタケモドキ(ピンボケですみません)
やはり秋中心のきのこ、カヤタケも出ていました。
香りのよいおいしいきのこですが、やはり早すぎます。
カヤタケ
チチタケだけが何事もなかったように元気に出ていました。
チチタケ
2015-08-19
先週の山歩き
お盆のきのこ採りは道路は行楽客の車で賑わっていますが、
一旦森の中に入ると人影は全くなく、聴こえるのはせみの声だけ。
チチタケが最盛期です。
触ると惜しげもなく、大量の白い乳を出すこのきのこは、
栃木県ではうどんにして食べるのが県民食のようです。
何年か前にお店に栃木県のお客様が見えられて、
「栃木県は放射能にやられてきのこが採れないので、
長野までチチタケを採りに来た」とおっしゃいました。
アカヤマドリ、カワリハツも順調ですが、雨がもう少しコンスタントに降って欲しい。
アカジコウを探し回りましたが、今日は空振り。
と思いきやまったく期待してない場所で出会えました。
本当に可愛い奴。
今日は自然の中のきのこだけでなくお料理も紹介!
収穫の一部を篭に盛ってみるとこんな感じ。
2015-08-12
先週の山歩き
雨が降らなくて、
きのこ達はさぞ難儀をしているだろうと想像して山に入りました。
標高の低い山ではやはり出が悪かったのですが、
標高の高い山は朝露で地面がかなり濡れていて以外にも豊作でした。
巨大なニセアシベニイグチを発見。
直径30㎝弱で見事な大きさ。
先週もお話ししましたが、図鑑では毒きのことされてますが、
おいしくて中毒もしない?きのこなので、
2,3本採って帰り家でバターソテー。
やはりしっかりとした食感とまろやかな旨味が
冷えた白ワインにピッタリでした。
イグチ系が堅調に出ています。
アカヤマドリ、ススケヤマドリ、オニイグチ、アカジコウなどが採れました。
ベニタケ系ではカワリハツとアイタケ。
タマゴタケもぼちぼちと出ていますが、なかなか本数は採れません。
2015-08-04
先週の山歩き
夏の定番きのこが出揃って来ました。
イグチ系のきのこの他にベニタケ系、
タマゴタケ、チチタケ、アンズタケなどです。
イグチ系では大好きなきのこアカヤマドリが本格的に出て来そうです。
ヤマドリタケモドキ、コガネヤマドリも出ています。
そしてあの幻のきのこ、アカジコウがまた採れました。
同じイグチの仲間でニセアシベニイグチというきのこがあります。
アカジコウによく似ているのですが、図鑑では毒となっています。
ところが食べてみると、とてもおいしいきのこで、当たることもありません。
過去に当たった人がいるのかもしれませんが、
ネットで調べでも「おいしかった」という意見が多いのです。
もちろんお店では出しませんが、個人的に食べることもあります。
ニセアシベニイグチに出会う度に悩ましい気持ちになります。
夏のベニタケ系で食べられる代表選手はカワリハツとアイタケです。
洋風の料理に合うタマゴタケはくせがなくおいしいきのこですが、
傷みやすいのが困りものです。
お盆の頃にたくさん出るチチタケも出てきました。
2015-09-02
先週の山歩き
秋の長雨が続き、何とか半日だけ雨の間を盗んで山に入りました。
やはりきのこの状況は一変していました。
夏のきのこの名残りはありましたが、
秋の出始めのきのこが続々出ていました。
夏の名残りはアカヤマドリやヤマドリタケモドキ、アイタケ、
カワリハツ、タマゴタケ......でしたが、出ている数は少なめでした。
又あんなに群生していたチチタケもほとんど見かけませんでした。
アカヤマドリ
アイタケ
晩夏から初秋にかけてのきのこ
ナラタケモドキとウスムラサキホウキタケはこんなです。
ナラタケモドキ
ウスムラサキホウキタケ
やはり初秋からのきのこアカハツやハツタケも出始めました。
アカハツ
秋全般に出るきのこもいろいろ出ていました。
オオハラタケ1
オオハラタケ2
オオハラタケ3
トキイロラッパタケ
カヤタケ
ご紹介したきのこはすべて食べられます。
最後に特殊効果できのこが震えている写真をご覧下さい。
きのこはハナオチバタケと言って食べられませんが
その可愛らしい造形美がきのこ写真家に人気のきのこです。
ハナオチバタケ
イヤイヤ単なる手振れでした。失礼!