信州山里だより
2015-07-22
先週の山歩き
やっと夏らしい日が続くようになり、
きのこもいろいろ出てきましたが、まだ本調子一歩手前。
夏を代表するきのこの一つ、ヤマドリタケモドキも徐々に出てきました。
ポルチーニの仲間でおいしいきのこです。
ショウゲンジは初秋のきのこですが、梅雨時にも少し出ます。
くせのない人気のきのこです。
アシベニイグチはツートンカラーの鮮やかなきのこですが、
残念ながら毒きのこです。
ナラタケも相変わらず出ていますが、
本格的な夏の訪れとともに秋までバイバイです。
高地の谷はまだ雪が残り、今年はこの先へ進むのを断念。
雪解けのそばからウドブキやヤマウドなどの山菜が出始めます。
山野草を2点。
ショウキランは腐生植物のランで菌類から栄養分をもらっています。
クモキリソウもラン科の植物で日陰の林の中にひっそりと咲いています。
2015-07-15
先週の山歩き
2015-07-08
先週の山歩き
7月の声を聞くといよいよ夏のきのこの季節です。
今年初めての夏のきのことの出会いを想像して
ワクワクしながら山に向かいます。
雨は充分に降っているのでさぞかしと
期待しながら山に入ると......。
あれれれ! きのこの姿がほとんどない!
この時期がんがん出ているベニタケ系やイグチ系が見当たらない。
動揺を押さえながらいろいろ歩いてみると
少しずつきのこが見えてきました。
アンズタケは菌輪を作るくらいに群生するのですが、まだまだしぶい。
所々に、2、3本出ているだけで出始めの感です。
ヨーロッパでも人気のおいしいきのこです。
チチアワタケも出始めていましたが、残念ながら食べられません。
軽い中毒をするようです。
シロヌメリイグチは夏にはあまり見かけませんが、
なぜか勘違いして出ていました。
こちらは食べられます。
どうも今年の夏きのこは出が遅いようです。
きのこの気持ちを理解するのは本当に難しいです。
長雨のせいで、山道は至る所地滑りしています。
安全な道を選択して通らないと大変なことになります。
高原はこれから夏の山野草がたくさん出てきますが
ポピュラーなウツボグサが群生しています。
2015-07-01
2015-07-29
先週の山歩き
なかなか採れず、採れても数本という
幻のきのこ、アカジコウが採れましたのでそのお話。
アカジコウは詩人室生犀星が「きのこで第一はマツタケにあらず。
アカジコウなり。」と言ったことでも有名なおいしいきのこ。
傘は美しいバラ色、柄は細かい網の目の入った黄色で、
うっとりするような孤高の美しさ。
味はしっかりとした食感とこくのあるおいしさ。
塩、胡椒でさっと炒め、
ギンギンに冷やした白ワインと合わせると至福の喜びに浸れます。
アカジコウ(幼菌)1
アカジコウ2
アカジコウ3
アカジコウ4
他にもアカヤマドリやヤマドリタケモドキが出ていました。
アカヤマドリの幼菌
ヤマドリタケモドキ