信州山里だより

2013-10-10

地面がかさかさの時は・・・・10月5.6日の山歩き


雨が2週間近くほとんど降っていません。
山は全体がかさかさして、
出ているきのこは皆ドライきのこになっています。

こんな時は沢沿いとか、木に出るきのこを狙います。

沢沿いの倒木には中秋~晩秋にかけて出るムキタケが出始めました。
肉厚でおいしいきのこです。煮物や汁物にします。

ムキタケ20131005mukitake.JPG同じような時期に出るクリタケも出始めましたが、幼菌が目立ちます。

クリタケ20131005kuritake.JPGクリタケ幼菌20131005kuritakeyoukin.JPGナラタケは今が盛りと出ています。

ナラタケ120131005naratake.JPGナラタケ220131005naratake2.JPG久し振りに気分屋のマスタケに出会いました。
いつどこで出会えるか全く分からないきのこです。

マスタケ20131005masutake.JPG今年はカラマツ林がおもしろく、ジコボウの大豊作以外にも
オオツガタケという一級品のきのこが結構採れます。

オオツガタケ20131006ootugatake.JPGオオツガタケ幼菌20131005ootugatakeyoukin.JPGジコボウ20131005jikobou(hanaiguti).JPG最後はアイシメジです。
シモフリシメジとキシメジのあいのこのようなきのこで、
シモフリシメジより早めに出てきます。
どんな料理にも向くおいしいきのこです。

アイシメジ20131005aisimeji.JPG

2013-09-25

からまつ林へご招待・・・・・・ 9月22日の山歩き

私の行く北信の山々はジコボウ(ハナイグチ)が大豊作です。
一つ見つけると芋づる式に次々と見つかり、
あっと言う間にびくが重くなってしまいます。

それも例年だとあまりジコボウを見つけることができないからまつ林での話です。

皆さんもこの秋はぜひドライブがてらお近くのからまつ林をのぞいてみてはいかがですか。
思わぬ収穫があるかもしれませんよ。

ジコボウ(ハナイグチ)120130922jikobou1.JPGジコボウ(ハナイグチ)220130922jikobou2.JPG

秋の定番クリフウセンタケ、ハタケシメジ、ヌメリササタケ
そしてクロカワも順調に出ています。

クリフウセンタケはくせがなくとてもおいしいきのこ。
きのこ採り仲間でもとても人気が高いです。

クリフウセンタケ120130922kurifuusentake1.JPGクリフウセンタケ220130922kurifuusentake2.JPGハタケシメジは
何の変哲もない路傍の草むらの陰に群生していることが多く、
きのこ採りに予期せぬうれしいサプライズを与えてくれます。

ハタケシメジ20130922hatakesimeji.JPG

ヌメリササタケは
傘も柄もヌルヌルしていて、汁物や和え物にピッタリのキノコ。
泥が取りにくくやっかいなキノコでもあります。

ヌメリササタケ20130922numerisasatake.JPGクロカワも相変わらず順調です。

クロカワ20130922kurokawa.JPG今年のきのこの出方で不思議なのは、
秋のきのこが本格的に出ているにもかかわらず
夏のきのこ、初秋のきのこも頑張っていることです。

夏のきのこ タマゴタケ20130922tamagotale.JPG夏のきのこ ヤマドリタケモドキ20130922yamadoritakemodoki.JPG初秋のきのこ ナラタケモドキ20130922naratakemodoki.JPG
初秋のきのこ オオイチョウタケ20130922ooityoutake.JPG

2013-09-19

きのこ大豊作の予感・・・・ 9月13日の山歩き


今年はきのこが大豊作の予感がしてきました。

というのはイッポンカンコー(ウラベニホテイシメジ)
の出方が尋常ではないからです。

至る所にまとまって群生しているのです。

こういう年は例年数本しか出ないような場所も
何十本と採れる可能性があります。

イッポンカンコー(ウラベニホテイシメジ)20130913ipponkanko.JPGまた数年に一度出るフウセンタケモドキも
かつてないほどの大群生です。

フウセンタケモドキ20130913fusentakemodokiJPG

フウセンタケモドキの幼菌(1週間前)20130913fusentakemodokiyoukin.JPG

このきのこは土臭いので塩蔵して食べます。

イッポンカンコーと同時に出るアカンボウ(サクラシメジ)も
例年より勢いがよさそうです。

アカンボウ(サクラシメジ)20130913akanbou.JPG

毒きのこも豊作のようです。

三大中毒きのこの一つ、クサウラベニタケは
イッポンカンコーと間違えられ易いのですが、今年は豊作のようです。
中毒する人が続出しないとよいのですが......。

クサウラベニタケ20130913kusaurabenitake.JPG

同じく三大中毒きのこの一つカキシメジも出始めました。
このきのこはチャナメツムタケと間違い易いのですが、
形だけ見るとおいしそうに見えます。

カキシメジ20130913kakisimeji.JPG

2013-09-11

夏と秋が入り混じり・・・・9月6・10日の山歩き

雨がかなり激しく降り、温度もそれなりに下がったので、
ひょっとしたら秋本番のジコボウ(ハナイグチ)や
イッポンカンコー(ウラベニホテイシメジ)も出ているのではと、
淡い期待を持って山に入りました。

そしてこれが大当たり!!

まだ本当に出たての虫の入らないジコボウやイッポンカンコーが
ぞくぞくと出始めていました。
例年より大分早い出会い!

この幸せ感を知ってしまうと
きのこ採りから足が抜けられなくなります。

ジコボウ(ハナイグチ)20160906jikobou.JPGイッポンカンコー(ウラベニホテイシメジ)20130910ipponkanko.JPG

さらに秋早めのきのこ、
ハツタケ、アカハツ、ウスムラサキホウキタケも出始めました。
網焼きにすると酒がすすみすぎるおいしさです。

ハツタケ20130910hatutake.JPG

アカハツ20130910akahatu.JPG

ウスムラサキホウキタケ20130906usumurasakihoukitake.JPG

さらにさらに秋本番のきのこクロカワも出始めました。
通好みのきのこで、そのほろ苦さと旨味のコラボレーションが
やみつきになるきのこです。

クロカワ20130910kurokawa.JPG
そんな秋のきのこの出番が増える中、「まだ俺達を忘れちゃ困る」
とばかり、夏のきのこも頑張っています。

夏のきのこアカヤマドリ20130910akayamadori.JPG

夏のきのこヤマドリタケモドキ20130910yamadoritakemodoki.JPG

2013-09-05

8月29日、9月1日の山歩き


「山で旨いはオケラにトトキ、嫁にゃやれない味のよさ~」
と唄にまで登場するおいしい二つの山菜が花を咲かせています。

トトキとはツリガネニンジンのことですが、
どちらの花も特徴的な形をしています。

ツリガネニンジンの花20130829turiganeninjin.jpg

オケラの花20130829okera.jpg

味の方はと言いますと、
どちらも群生した状態に出会ったことがないので自分は採りませんが、
トトキは一度人から頂いたものを食べてみましたが
くせがなく甘味があっておいしいものでした。
オケラもくせがなくおいしいとのことです。

この時期の山はススキと夏の終わりの花が入り混じり
なかなか風情があります。

マツムシソウ20130829matumusisou.jpg

カワラナデシコ20130829kawaranadesiko.jpg

また不思議な木の実もなっています。
クサボケは日当たりのよい山地に出る低木ですが
その実はとても香りがよく、1つでも車の中に入れておくと
りんごのようないい香りが車内に漂います。

時々この実を使って果実酒を作りますが、
最近はジャムとしての人気が高いようです。

クサボケの実20130829kusaboke.jpg

シラタマノキは高さ30㎝くらいの低い木ですが
その白い実をつぶすとメンソールの香りがして驚かされます。

シラタマノキ20160829siratamanoki.jpg