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やま爺の北信濃やま便り 545号 6月 9日
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「やま爺」こと やま茶屋の店主 赤池 健です。
毎週月曜日の午後に山菜やきのこを求めて入る北信濃の山々
のこと、やま茶屋（姉妹店も含む）のこと、お店のある
善光寺界隈の街の情報などを配信しています。
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1. NEW! 相対的孤独と絶対的孤独 先週の山歩き
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根曲り竹（竹の子）を採っていると、
毎回のように瞬間的遭難に陥る。
方向感覚を研ぎ澄ましながら採り進み、
この辺が目印の場所のはず！
が、そうはいかない。
え！知らない場所だ！
ここで一気に奈落の底に落とされる。
3ｍの高さの竹藪の中では、
地面と竹と部分的な空以外、
何も見えない。
人のいる社会の中での孤独を相対的孤独、
人っ子一人いない自然の中の孤独を絶対的孤独としたら、
絶対的孤独の中で唯一の価値は「生存」だ。
「竹の子採り」から「生存の方策」に
気持ちは一気に切り替わる ・・・・・・。
こんなことを繰り返しながら竹の子採りをしていると、
ほとんどの人が知らない「絶対的孤独」を
日常的に体験することで、
ひょっとしたら自分の生存本能に磨きがかかっているのではと、
錯覚に陥ってしまいます。
春に花を咲かせた木々に実がなり始めています。
サンショウの実は特有の山椒の味の中に
意外と強く酸味を感じます。
ハナイカダは葉の真ん中に花が咲き、
実がなります。
その姿が、船頭さんがいかだをこいでいるようで、
名前の由来となります。
実はいずれ黒く熟します。
ヤマブドウは秋に黒く熟しますが、
市販のぶどうのような実がいっぱいの房にはなりません。
ウワミズザクラは、つぼみの時は
塩漬けにしてアンニンゴにしますが、
熟した実は果実酒に使います。
この実は熊も好物のようです。
遅めの山菜、
山のアスパラガス、シオデが成長して来ました。
甘くてアスパラガスよりおいしいかも。
山野草一点。
ズダヤクシュは信州では
喘息の薬に用いられてきました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
これからも皆様に喜んで頂ける情報をお伝えしたいと思っております。
やま茶屋店主 やま爺 赤池 健
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やま茶屋 026-233-3900
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[運営] 株式会社やま
[代表取締役] 赤池 健
E-mail: akaike@yama39.com
[住所] 〒380-0834 長野県長野市問御所町1315
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